定義
function awPDF_LoadConfigFileW(
const | SessionID : Integer, |
const | ConfigFileName : PWideChar, |
const | UserPassword : PWideChar = nil, |
const | OwnerPassword : PWideChar = nil |
) : Integer;
機能
セッションオブジェクトを指定して変換設定ファイルを読み込みます。
引数
SessionID | 関数 awPDF_ConnectServer で取得したセッションIDを設定します。 |
ConfigFileName | 読み込む変換設定ファイルをフルパスで設定します。(※1) |
UserPassword | 変換後のPDFファイルを開くためのパスワードを設定します。(デフォルト値 = nil)(※1) |
OwnerPassword | 変換後のPDFファイルのセキュリティ設定を変更する際に使用するパスワードを設定します。(デフォルト値 = nil)(※1) |
!!注意!! ※1
awPDFはUnicodeに対応していません。Unicode版の関数はデフォルト文字列型がUnicodeである開発環境での本ライブラリの使用を簡便にするために用意されたものですが、引数の文字列にANSI文字に変換できないUnicode特有の文字が含まれている場合正しく動作しません。
解説
PDF変換時にセキュリティ設定、透かしの追加、ヘッダー・フッターの追加、またはCADファイルのPDF変換に関する設定を指定する場合、INIファイル形式(ファイル実体の拡張子は問いません)の変換設定ファイルを介して行います。(変換設定ファイルの書式についてはこちらを参照してください。)
ただし、PDFファイルを開くためのパスワード、および PDFファイルのセキュリティ設定を変更する際に使用するパスワード は変換設定ファイル内ではなく、関数の引数として直接設定する必要があります。引数 UserPassword および OwnerPassword に設定したパスワード文字列は、ライブラリ - 変換サーバ 間では暗号化して保持されます。
!!注意!!
変換設定ファイル内でセキュリティを有効にするよう記述している場合でも、引数 UserPassword および OwnerPassword が両方とも空である場合、PDFファイルのセキュリティ設定は有効になりません。引数 UserPassword、OwnerPasswordに同じ値を設定することはできません。
!!注意!!
読み込んだ変換設定ファイルの内容はセッションオブジェクトに保持されます。1度読み込みを行った変換設定ファイルを更新した場合、変更した内容を適用するには再度関数 awPDF_LoadConfigFile を呼び出して変換設定ファイルを読み込む必要があります。
戻り値
成功した場合は0 を、エラーが発生した場合はエラーコード値を返します。